年頭にあたって

 新年あけましておめでとうございます。
 2011年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

■2010年を振り返って

 昨年11月、弊社は有料職業紹介事業の許可取得から満30年を迎え、12月にはリクルートグループの一員となってから満5年を迎えさせていただきました。今日を無事迎えることができたのは、すべては、医療界の皆様のおかげであります。誠にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。

 2010年の診療報酬改定では10年ぶりのプラス改定となりました。しかし、その恩恵はすべての医療機関にもたらされたものではなく、診療分野や経営形態によって濃淡がわかれ、中にはマイナスとなった施設もあるなど、経営環境の厳しさは続いていると認識しております。
 医療人材の採用も厳しい状況が続いております。
 医師の採用については、偏在解消の糸口が見えず、弊社に対する医療機関からの期待は高まるばかりでありました。遠方より、ここ銀座まで、直接ご来社くださった医療機関や自治体の方々もおられ、その熱意を受け、ますます責任の重さを痛感した次第であります。
 看護師の採用についても、病棟を担う看護師の不足について、切実な声をお聞きした一年でありました。求人側の情報が、求職側に適切に伝わっていない、と思うことが多々ありました。
 一方で、昨年は新たな萌芽を感じられた年でもありました。民間企業と変わらぬ人事・採用部門を整備する医療機関が増えたことであります。「自らの力で、優秀な人材を採用しよう」「あるべき人事制度、採用手法をもとう」といった志を持つ施設が増えることは、偏在解消の一助を担う弊社にとっても、大変喜ばしいことでありました。
■事業ビジョン達成に向けて

 弊社は昨年、「安心、安全、リーズナブルな医療サービスを享受できる社会づくりの一翼を担う」という中期的な事業ビジョンを掲げました。当社がお届けするサービスは、すべてこのビジョンと結びつくものでなくてはならないと考えております。
 2011年も私どもが介在することで、一人でも多くの医師・看護師の皆様が臨床現場で活躍でき、医療施設が多くの医師・看護師を採用できるよう、サービスの向上に取り組んで参ります。特に地方におけるネットワークの拡大を図り、転職・採用機会の増加につとめます。
 昨年、旧・アールスリーヘルスケアから引き継いだ健康情報サイト「ここカラダ」は、おかげさまで多くの皆様にご利用いただいております。本年は人間ドックの検索と予約ができる「人間ドックのここカラダ」の一層の充実を図り、予約可能施設とコースの大幅増と、ブランド認知向上に務めて参ります。

■終わりに

 いずれの事業を推進するにあたっても共通することは、「情報格差の解消」であります。医師・看護師と雇用する医療機関の間には、見えない情報格差があると考えております。また、患者と医療提供者の間にも情報格差が存在しています。医療機関の「情報の編集力」が、採用格差を生み出している側面があり、まさに、この部分に私たちが介在する意義があると考えております。
 もちろん、個人情報を扱う事業者として、コンプライアンスを重視し、保護・管理を徹底することに務めてまいります。
 本年も従業員が一丸となって社業に取り組む所存です。みなさまの一層のご指導とご支援をよろしくお願い申し上げます。

株式会社 リクルートドクターズキャリア
代表取締役 雨宮 玲於奈