●2010年8月末現在、全国330施設、合計3,403コースの検索と予約が可能でありました。7、8月度サイト閲覧ページ数は、183万PV。ご利用者数は25.7万人でありました。
●2010年7月、8月の2ヵ月間に、『人間ドックのここカラダ』を経由して、各種のドック、検診の予約をされた利用者は、約6,600人となりました。
●予約申込者のうち、58.1%が女性でありました。5月、6月(59.9%)と比較して、男性比率が高まったため1.8%減となりました。
●前回と比べると、「婦人科がん」を除き、「がん」に関係する検診の予約構成比率が高まりました。「消化器がん」(前回2.0%→今回2.7%)、「肺がん」(前回1.8%→今回2.0%)、そして、ほぼ全身のがんを手軽に検査できる「PET検査」(前回5.2%→今回8.0%)も予約構成比率が高まりました。
●予約構成比上位は、前回(5、6月)同様に「婦人科がん」「人間ドック」「脳ドック」の順でしたが、「婦人科がん」(前回34.8%→今回32.6%)、「脳ドック」(前回24.8%→今回20.5%)は減少、「人間ドック」(前回31.1%→33.8%)は増加しました。
●今回、「がん」に関する検査・検診、「人間ドック」の予約構成比が高くなりました。7月末に、ある有名人が「食道がん」であることを公表し、8月最初に食道を切除する手術を受けたことが報道されました。テレビ番組等でも繰り返し取り上げられたことが影響したためか、胃や大腸の「消化器がん検査」、消化器がん検査を含む「人間ドック」や「PET検査」の検索と予約が増えました。これにより、予約利用者の男性比率が高まりました(前回40.1%→今回41.9%)。
●人間の体のなかで、消化器に属する臓器は、口、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門までの「消化管」と、消化を助け、促進する唾液腺、すい臓、肝臓、胆のうなどの「消化腺」の大きく分けて2系統があります。
●これらの部位では、いずれも「がん」が発生する可能性があります。厚生労働省が発表した人口動態統計によれば、消化器のなかで最も死亡者が多いのが「胃がん」、そして、結腸と直腸をあわせた「大腸がん」と続いています。
●統計からみると、『消化器がん』は「胆のうがん」を除き、男性の死亡者数が多い傾向があります。「喉頭がん」(女性の11.28倍)、「食道がん」(女性の5.7倍)のように、著しく男性の死亡者が多いものもあります。喫煙や飲酒が影響しているものと思われます。
■【参考】
「消化器がん」臓器別死亡者人数【多い順】
(平成20年人口動態統計[確定数]の概況/厚生労働省)
●「消化器がん検診」は、実施施設によって、検査方法が異なり、様々な選択肢があります。内視鏡専門医がいる施設では、「胃がん」「大腸がん」の内視鏡撮影に力点を置く施設もあれば、胃がんはバリウムを使ったX線撮影で行い、大腸がんは便潜血検査で行う施設もあります。
また、放射線科を標榜する施設のなかには、身体をらせん状に撮影する「ヘリカルCT」を使い、肝がん、胆のうがん、膵がんなど、他の方法では見つけづらい部位の検査を行うところもあります。
●食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、胆のうがんなど、「消化器がん」のほとんどを発見できる検査を行う施設も出てきました。この場合、バリウムを使ったX線検査、上部・下部内視鏡、腹部エコー、ピロリ菌検査、腫瘍マーカーと、検査内容はフル装備で、検査時間は3時間を越えます。
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