PROJECT STORY
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看護師の心をつかんで、大逆転をねらえ!

フルル手帳」開発プロジェクト

フルル手帳

看護師向けシフト管理アプリ。カスタマイズ機能を重視したインターフェースデザインや人気キャラクターとのコラボが話題を呼び、累計ダウンロード数は20万を超える。

PROFILE

坂田 和保

2010年中途入社

IT系ベンチャー企業のサービスプランナーとして活躍した後、フリーランスを経験。エンジニア経験もある自身を課題解決型志向と語る通り、当時IT課題が多かったRMCの助っ人として入社。現在はシニアプロデューサーとして、課題解決案件を多数抱える。

鈴木 真沙美

2014年中途入社

広告代理店、医療系人材紹介会社を経て、RMCへ。自身がそうであるように、イキイキと働く医療従事者を増やしたい、と熱く語る。現在はシニアプロデューサーとして、「ナースフル疾患別シリーズ」等の企画・制作を担当。

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Part 01

ミッションは、ナースフル」を救え!

2013年。RMCの事業の柱の1つ、看護師向け転職支援サービス「ナースフル」は危機を迎えていた。看護師1人あたりのナースフル登録CPAが高騰していたのだ。競合サービスと比較しても、ナースフルだけが飛び抜けて高かったのである。この時期競合各社は、看護師データベースを構築したり、コミュニティサイトを運営したりなど、日常的に看護師との接点をつくることでブランディングを行い、転職支援サービスの認知度を高めることに成功していた。RMCにとって苦しい状況がつづく中、いかにして看護師との接点を強化していくか。その舵取りを、1人のプロデューサーに委ねることになった。当時のことを、本プロジェクトの牽引役であるシニアプロデューサーの坂田和保はこう振り返る。

「他社に追随していくか、まったく新しいオリジナルを生み出すか。2極の選択肢がありましたね。この議論の中で出てきたのがアプリ開発だったんです。競合他社はみなWebサービスによってユーザーとの接点をつくっている。今更それを真似しても追いつくのは難しい。であれば、他がやっていないサービスをアプリで提供することで、一気に大逆転させてしまおうと。」

坂田のこの提案は経営陣を驚かせた。事実、彼がつくろうとしていたアプリは無料サービスである。目的はユーザーとの接点を強化することにあるものの、利益に直結しない新サービスに投資すべきかどうか?経営陣は迷ったのである。しかし坂田には確信があった。

「過去実験的にアプリをリリースしたことがあったんです。看護学生向けの国家試験対策アプリです。このアプリはその年国家試験を受験する看護学生の8割くらいにリーチできた。CPA構造が非常に悪い中で競合と戦っていくためには、そのくらいインパクトのあるものを生み出さなければいけない。競合のWebサービスなども、決して多くの看護師にリーチできるほどのものではなかった。逆転は可能だと思っていました。」

経営陣を説得し予算が組まれると同時に、坂田は市場調査や現役看護師へのインタビューも進めていた。あくまでユーザー目線にこだわり、日常的に利用されるもの、即ちより多くの看護師へリーチできるサービスを追求した。そして1つの結論が生まれる。

「看護師はシフト制の働き方です。勤務時間が毎日変わるので、それをいちいち手帳に控えていかなければならないんですね。それにプラスして、看護師さんがシフトを確認する時って、沈んだ気持ちになるという調査結果も出ていた。手間とネガティブになりがちな気持ちを解消するアプリであれば、間違いなく多くのユーザーにリーチできるはずだと確信しましたね。」

開発アプリの方向性は決まった。しかし問題が1つ残った。先行するシフト管理アプリが、既に存在していたのである。

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