薬剤師の転職活動に関する動向調査
~転職活動で採用者側に提示してほしいことは勤務時間や休日などの働き方に関する詳しい情報 ~

プレス発表

株式会社リクルートメディカルキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:髙﨑 透、以下リクルートメ ディカルキャリア)は、メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽、以下メドピア) の運営する薬剤師向けアプリシリーズ「ヤクチエ」に登録する薬剤師 655 人を対象に、薬剤師の転職につい て調査しました。
本リリースでは、薬剤師の転職活動の実態を解説します。

Executive summary 

■転職を考えるようになったきっかけは「業務負荷が高い(39.4%)」

■職場選びで重視する条件は「給与条件(69.9%)」

■転職活動中に不安だと感じたことは「希望の勤務条件で働ける仕事が見つかるかどうか(56.8%)」

■転職活動で採用者側に提示してほしいことは「働き方に関する詳しい情報(73.0%)」

■転職意向を持ちながら転職をしていない理由は「転職しても自分の希望条件は満たされそうにない(29.0%)」

今回の調査によると、1 年以内に何らかの転職活動を行った薬剤師は全体の 29.9%、「いずれ転職をしたい」という将来的な意向を含めると、転職意向のある薬剤師は 57.9%でした。

年代別で見ると、転職意向のある薬剤師は 60 歳以上を除き、各年代半数を超えており、最も転職意向が高かったのは 20 代で 66.7%でした。

転職を考えるきっかけとしては、「業務負荷が高い」が最も高い割合となりました。

職場選びで重視する条件は「給与条件」「休日・休暇」等の待遇面が上位でした。薬剤師資格を生かして働く専門職だからこそ、仕事の内容そのものよりも、業務負荷や待遇が職場選びに影響することがうかがえます。

転職意向を持ちながら転職をしていない理由は「転職しても自分の希望条件は満たされそうにない」が最も高く、働き方への理想と現実とのギャップを感じている方が多いようです。

■転職活動で採用者側に提示してほしいことは「働き方に関する詳しい情報(73.0%)」や「募集している職場の具体的な仕事内容(60.7%)」

転職活動で調剤薬局・ドラッグストア・病院等に提示してほしいことを聞いたところ、「勤務時間や休日休暇、日当直などの働き方に関する詳しい情報」が最も高く 73.0%でした。

次いで「募集している職場の具体的な仕事内容」が 60.7%となりました。勤務時間や休日休暇については求職者側から聞きづらい項目のため、採用者側から提示すると不安を払拭できるかもしれません。

また、具体的な仕事内容を提示することで転職後の仕事がイメージしやすくなり双方齟齬のない採用ができるようになりそうです。

■調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:薬剤師向けアプリシリーズ「ヤクチエ」に登録する全国の薬剤師
有効回答数:655人

調査実施期間:2024年3月4日(月)~2024年3月13日(水)
調査機関:MedPeer

≪調査結果を見る際の注意点≫
各数値は小数第2位で四捨五入しているため、差分や合計値(100%)において、単純計算した数値と合致しない場合があります。

本件の詳細はこちらより御覧ください
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